『録画』 五女アーシェリ編2

今日は私の好きなアニメ『トモゾーくん』の放送日だ





放送時間になると、みんなはある程度テレビを使わせてくれるけど今週からちょっとな




今回から、同じ曜日、同じ時間に違うチャンネルでシェリエールが大好きな『コスコスファンタジー』が放送が始まってしまうという




(-_-)……どうしたもんかね



セレ-ラル「(^ω^)録画すればいいよ」



まあそうなるよな(; ̄^ ̄)





セレ-ラル

「アーシェリの方がお姉ちゃんなんだし、ここは年上の余裕を見せつけるが如くテレビを譲ってあげたら感謝してくれるかもよ?」



-シェリ「『録画』ねぇ(。-_-。)」




あいつの感謝なんて全く期待してねーが、ラルの言うことも一理あるな


しょーがねーな( ̄v ̄;)

ちょっと恥ずかしいけど



-シェリ

「でも私は録画の仕方なんてしらねーよ」



セレ-ラル

「そういえばアーシェリは機械オンチだったね( ̄▽ ̄)

いやあ、忘れてたよ(^ω^ )」

-シェリ「(´Д`)ちげーよ!」



(-_-)単に知ろうとしなかっただけだよ


機械に疎いだけでオンチじゃねーとは思う




セレ-ラル

「よし、では私がアーシェリに録画方法を教えてあげよう!」



-シェリ

「おう!よろしく頼むぜ!(`▽´)」



ーーーーー……



セレ-ラル
「という訳でテレビの録画方法を教えたいと思いまーす(^ω^)」



アウリ「(≧∇≦)あーーー!!」
ルリア「(^^;)………」
ゼオン「( ̄v ̄)」


ア-シェリ
「( ゚д゚)なんだこれ?」


( ̄^ ̄;)なんで人増えてんだよ、てゆーかゼオンとアウリはともかくルリアはぜってー録画方法しってんだろ



セレ-ラル
「(^v^)先生は多いことに越したことはないからね」


ア-シェリ
「私はただ普通に教えてもらおうと思ったんだが…『先生』とゆーことはみんな知ってんのか?」

セレ-ラル
「だいたいはは知ってる筈さ!ウチはテレビが一台しかないから競争率が高いからね(^^)」



確かに録画を知らないのは物珍しいのかもしれねーかもな


アウリ「あうりんは知らないよ(^o^)/」
ルリア「私もわからない…(^^;)」


セレ-ラル「( ゚д゚)あれ?」

ア-シェリ
「マジかよ…先生でもなんでもねーじゃねーか(・Д・)」


この分だと録画方法知らない奴って案外多いのか?



ゼオン「オレは知ってるぞ(` ▽´)!」

セレ-ラル「どうするの?」

ゼオン
「この赤い『録画ボタン』を押す!」

セレ-ラル「うん」



ゼオン「………」
セレ-ラル「………」

セレ-ラル
「(゚o゚;)それだけ?」

ゼオン
「それだけじゃないのか( ゚д゚)?」

ア-シェリ
「結局ダメじゃねーかよ(-_-)」

セレ-ラル
「まさか私以外全滅とは…」

全く、なんで集めたんだよ…


ア-シェリ
「もしかしてラルも知らないとか言わねーだろうな?」


セレ-ラル
「流石に私は知ってるよん(^ω^)」


一瞬、ラル自身知ったかぶりする為に他のみんなを集めたんだと思ったけど、その心配はねーみてーだな


アウリ
「そういえばるりりんは自分が好きな番組は録画されてるのを見るときがあるんだっけ?」


ルリア
「その時はキルバレン姉さんが録画して保存していたものを見てるから、私が録画した訳じゃないんだよ」

アウリ
「ふ~ん(*´o`*)」

じゃあ録画方法知ってるのはキルバレンとラルとフィオリンくらいか…?
( ̄∇ ̄)なーんだ、案外みんな知らねーじゃねーか


特別に私が機械オンチじゃねーってことだな!


ア-シェリ
「どーでもいいからさ、さっさと教えてくれ!」


セレ-ラル
「あいよー(^O^)/」

セレ-ラル
「では、皆さんちゅうもーく!(`◇´)/」







随分大掛かりだな…でっかいホワイトボードを隣の部屋から持ってくるなんて
あっ…アウリの落書きを消しやがった(°??°)


アウリ
「(`o´)/あーー!!らるちんがマイケルを消したーっ!?」


ゼオン「マイケル?」
アウリ「あうりんがせっかく作ったのにー」



あのなんともいえん落書きはアウリのオリジナルキャラクターだったのかよ( ̄^ ̄)


セレ-ラル
「まぁまぁ、あとで一緒に描いてあげるから、とりあえず手順を教えるよー
とはいっても案外単純だけどね」



えー…っと、何描いてんだ?
テレビに黒い四角に線を繋げて…?

黒い四角って、テレビの横に置いてあるやつか!?



セレ-ラル
「ここにある黒いやつは『ハードディスクドライブ』ってやつにメモリ容量がたくさんあるから、録画した映像を保存するけど…」


アウリ
「はーい!はーい!\(^o^)/
『メモリ』ってなんですか!?」



『メモリ』って確か『記憶容量』だったけか?
あんま自信ねーけど




ゼオン「セーブ機能ってやつさ!」

アウリ「あっ!なるほど」

ア-シェリ「( ゚д゚)えっ?『記憶容量』じゃねーの?」

ゼオン「おお、そうだったか!」

ルリア
「いや…どちらかというと『セーブ機能』であってるような…」

ア-シェリ「まじか!」

ゼオン「え、どっちだ?」

ルリア
「厳密にいうと『記憶装置』かな?
もしかしたらどっちも合ってるかもしれないけど…」



(´Д` )そんなの知らねーよ、機械の類は用語が多すぎて訳わかんねーから嫌なんだよ!






セレ-ラル「おーい、先進めるよーん」




セレ-ラル
「まず、リモコンにある番組一覧ボタンを押す
そうするとこんな感じの画面が出てくる」



ほうほう…番組一覧ボタンを押したら、今描いた絵みたいな画面が出てくるんだな




ゼオン
「実際にテレビ使った方がいいと思うが?」


アウリ
「ダメだよぜおねえ!今しぇりちゃんが打倒るりりんの為にふぃんちゃんとゲームしてるんだから」


ルリア「打倒るりりんって…(-_-;)」


そういうことならリビングに行くことはねーな
あいつの前で録画のことを教えてもらうわけにはいかねーし




つーわけで

ア-シェリ
「画面を出した後はどーすんだ?」


セレ-ラル
「そうするとそれぞれのチャンネルの時間別で放送番組の一覧が出るから、観たい番組にカーソルを合わせて…」

アウリ「合わせて~」



セレ-ラル「録画ボタンを押す」


なーんだ、結構わかりやすいじゃねーか


アウリ「それだけ?」

セレ-ラル
「後は録画予約って文字がが出てくるから、その文字に合わせて決定ボタンを押せばおしまいだよ」


これなら間違えることはなさそーだな(^v^)
あいつらがゲームを終えたらすぐにやってみるか!




ゼオン「なんか手順が色々あって面倒だな」

ア-シェリ「えっ?(´・Д・)そうか?」

〜一時間後〜

シェリエ-ル
「( ̄∀ ̄)うん、やはりアニメになってうごきのある『コスコスファンタジー』はすごくいい」


(´・Д・)…何が良いのかさっぱりわかんねーよ

ただ、勇者が仲間の足を引っ張ってドジを踏みながら魔王を倒しにいく話じゃねーか…



アウリ
「やっほーo(^▽^)o
(^o^)お!これがしぇりちゃん一押しの『コスコスファンタジー』?
なんか面白そうだね!」


シェリエ-ル
「そうだ、( ̄U ̄)おまえにもこのさくひんのすばらしさがわかるか」


一言でつまらんと言うのは簡単だが
実際にアニメ化してるくらいだから、探せば面白いところがあるのかもしれねーな



シェリエ-ル
「それにしてもだれが『コスコスファンタジー』をろくがをよやくしたんだ?」


ア-シェリ「さあな」


シェリエール以外にもこのアニメが好きな物好きがいるんだろーな


アウリ
「あうりんはさっきまでこの部屋にいたけど、あーくんしか録画予約してたとこしか見てないよ?ほかに誰か予約してたのかな?」

ア-シェリ「(・Д・)へ?」

………


シェリエ-ル
「まさかおまえ、きょうみないふりしてほんとうは『コスコスファンタジー』すきだったとか…………いや、それはないよな」


ちょっと待て!じゃあ録画一覧はどうなってるんだ!?


シェリエ-ル
「おいおまえ( ;`Д′)!かってにテレビがめんをいじるな!!」

…………


ア-シェリ
「Σ(゚Д゚)おおおおお!!(>Δ<lll)ミスったぁーーっ!!」

間違えて『コスコスファンタジー』を録画してしまってたのかよ!!

ああ、こりゃどうしようもねーよな…



シェリエ-ル
「おい…」


……

ア-シェリ
「なんだよ…(´Д` ;)」

シェリエ-ル
「しかたないからいっしょに『トモゾーくん』みてやる」


マジか!?

まさかこいつからそんな優しい言葉が聞けるとは…


ア-シェリ
「すまねー、おまえにこんな優しい言葉をかけてもらえるなんてな…ありがとな(´;Д;`)」


今日はシェリエールが輝いて見えるなんて…


シェリエ-ル
「ゴリラをしいくしているから、これくらいはとうぜんだ( ̄^ ̄)」

ア-シェリ
「オメー結局ゴリラ扱いかよ!( `⬜︎´)
いー加減にしろ!!」





アウリ
「ありゃりゃ、またいつも通りになっちゃったよ」