今、私とルリ姉はマレーシャと家で留守番しながら夕食作りをしている
ゼオ姉達が熱帯魚の下見に行ってから既に五時間以上経ったけど、何でも熱帯魚の下見のついでに熱帯魚を飼う為の機材を下見して、明日以降の食材を買いに行くつもりらしい
とはいえ、ゼオ姉程ではないけど、私料理は余り出来ないんだよね~( ̄ー ̄)
かといってルリ姉一人に負担させるのは無責任だと思ったから、とりあえずお手伝いをすることにしたんだけど…
セレーラル
「(;д;)ルリ姉…目が痛いよう」
くそ~玉ねぎめ(T_T)
私を苛めて楽しいか!
ルリア
「あの、(・・;)大丈夫?」
セレーラル
「(/ _ ;)なんとか…でも、玉ねぎの皮は全部剥けてないよ」
ルリア
「(´^_^` )気にしないでいいよ
それより冷蔵庫を開けて、その中で瞬きしたほうがいいよ」
( ;o ;)え?……冷蔵庫?
ルリア
「そうしたら、痛みがどんどんなくなるから…」
セレーラル
「ルリ姉ありがとう(>_<、)」
ルリア
「玉ねぎは私が剥くから、セレーラルは痛みが落ち着いたらこの皿一杯に冷凍庫のグリーンピースを入れてもらってもいいかな…?」
セレーラル
「(>_<、)任せてくれ」
~数分後~
セレーラル
「あれっ( ゚д゚)?塩胡椒って何処にあったっけ?」
ルリア
「(・・;)えっ…?」
うーむ…
私、調味料を使うとしても塩胡椒は使わないから何処にしまってあるかわからないんだよねー
ルリア
「その…コップが置いてある棚の下にある一番上の引き出しの中にあるよ」
ん?そうだったのか
どれどれ…
セレーラル
「おお!こんなところに隠してあったのか!全然知らなかった
というかふりかけや七味もここにあったんだ…」
ルリア
「(^^;;……」
いや~( ̄ー ̄)私は自分で調味料を使うときは冷蔵庫にあるマヨネーズとケチャップばかり取り出すからねー
こっちのほうは手をつけた事が殆どなかったのさ
~更に数分後~
「カツン……カツン……」
セレーラル
「………」
………( ̄ー ̄;)
「カツン……カツン……カツン……カツン……」
セレーラル
「……………………………………」
ルリア
「えっと…(・・;)代わる…?」
セレーラル
「いや、私がやるよ……」
うん、いつもキル姉達に料理を任せっきりにしていたツケだね
これじゃあゼオ姉を笑えないよ
まさか卵を割るのがこんなに難しいとは!!
「カツン……カツン……」
( ̄ー ̄;)かといって力を込めたら簡単に潰れそうで怖いんだよね~
ルリア
「(・・;)……」
「カツン……カツン……グシャ…」
セレーラル
「( ̄ー ̄;)まぁこうなるとは思っていたよ…
だって経験が足りなんだ、私はね」
ルリア
「みんな最初はそんな感じだと思うから…気にしないでいいよ…(^^;;」
~また更に数分後~
ルリ姉がチキンライスを炒めるのを
見てるだけー……( ̄ー ̄)
お手伝いというのに、この知識と経験の格差
これでは手伝いさんですらないじゃないか!
なんか屈辱を覚えてしまうよ
ま、どうせ私がチキンライスを炒めたところで上手く出来ないだろうけどね
もうこれは料理の練習あるのみって感じ
セレーラル「……」
ルリア「……(・・;)」
セレーラル「……」
ルリア「…交代してみる…?」
セレーラル
「ルリ姉が空気の読めるお姉ちゃんで良かったよ
何もすることがなくてもどかしかったんだ」
ルリア「(^^;;……」
セレーラル
「( ̄▽ ̄)/とりあえずルリ姉!
私に炒めるコツを教えてくれ!」
~夕食完成後~
アウリ
「ただいまー!!あ、この匂いは……チキンライスだー!ε===(っ≧▽≦)っ」
キルバレン
「ああちょっと!廊下を走っちゃ……」
シェリエール
「( ̄^ ̄)こどもかあいつは」
ゼオン
「(^^;;お前もアウリも子供だろう」
シェリエール
「o(`Δ´ )oせいしんてきないみでだ!」
ゼオン
「なぁフィオリン、シェリーは我儘な子供だと思わないか?」
フィオリン
「え…Σ(°o°;)え!?」
シェリエール
「おい、フィオリンをいじめるな!とまどっているだろう」
ゼオン
「戸惑っているのはシェリーが我儘な子供だって、内心分かっているからだよ」
フィオリン
「(・・;)……」
シェリエール
「ヽ(*`Д´*||うるさーい!」
アーシェリ「誰か荷物を運べよ…」
ん、みんな帰ってきたな
私は知識不足だし、ルリ姉もドジってサラダをひっくり返してしまったから結構時間がかかってしまったけど、ちょうど出来上がって良かったよ
アウリ
「o(≧∇≦)oチキンライス♪o(≧∇≦)oチキンライスっ!」
セレーラル
「おお、いつも通り元気なこって
因みにチキンライスじゃなくてオムライスだよん(`ω´ )」
アウリ
「あーーーo(^▽^)o!!」
ルリア
「キルバレン姉さんお帰りなさい
時間が掛かりすぎたけど、何とか間に合ったよ……」
セレーラル
「私は戦力になりえなかったしね」
今に思えば想像以上にルリ姉の足を引っ張った気がする( ̄ー ̄;)
キルバレン
「いえいえ(゚□゚;)!とんでもないです
急に頼んだのは私ですから
二人とも、夕飯を作って頂いてありがとうございます(_ _)」
ルリア
「いいよ、気にしなくて…
キルバレン姉さんは結構家事も頑張ってるから、また困ったことがあったら言ってね(^_^)」
キルバレン
「ありがとうルリちゃん(T_T)」
セレーラル「ねぇ、キル姉」
キルバレン「(T_T)どう…しました?」
セレーラル
「私に料理の作り方を教えてくれない?ルリ姉にも頼んだけど、夕飯作ってて結構思い知らされたんだよね、色々と」
流石にゼオ姉みたいなメシマズ料理を作る女にはなりたくない
アウリ
「らるちんが教わるなら、あうりんも教わりたーい(^o^)」
キルバレン
「ええ、私に出来ることなら教えますよ(T_T)」
セレーラル
「(^ω^)ふっふっふ、私の隠された才能を知って驚かないでよ」
まぁ、正直に天才とは言わずとも人並み以上の料理を作れる女にはなってみせるよo(^ω^)o
アーシェリ
「とりあえず食材は冷蔵庫の中に入れておくからなー……?
(・・;)おい、何でキルバレンが泣いてんだ?」