私は妹達によく遊びに誘われる
拒否しようと思っても有無を言わさず引っ張られてしまうから結局は参加するんだけどね
今日は遊びに誘われる前に小説の続きを読もうかな………
………あれ?(・・;)
小説がない…
他にも何冊か本棚から抜き取られてる……
誰か読んでるのかな……?
些細なことかもしれないけど小説を誰かが放置していないかと部屋を回ってみると寝室でシェリエールがキョロキョロしているのが目に入った
~寝室~
シェリエール
「これであと2さつ…」
セレーラル
「( ̄ー ̄)さあ、シェリーに全部見つけられるかな?」
フィオリン
「私のは全部見つかっちゃった…(・・;)」
……まさか貴方達…(ーー;)
セレーラル
「おお、ルリ姉!今『本探しごっこ』をしているところだけどルリ姉も見物するかい?」
ルリア
「いや………」
あぁ、やっぱり……(T_T)
じゃあ私が読もうとした小説も……
シェリエール「o( ̄ー ̄=  ̄ー ̄)o」
ルリア
「貴方達…一体何処に隠したの…?」
フィオリン
「私が隠したのは全部見つかっちゃったよ」
セレーラル
「仕方ないさ、フィオリンは素人だからね」
シェリエール「(-"-;=;-"-)」
~20分後~
シェリエール
「ι(`ロ´)ノぜんぜんみつからんぞ!
ほんのぶんざいでなまいきな!!」
セレーラル
「ついに自分の捜索能力の無さを本のせいにするとは…最早これは末期かな?」
うーん……見ている限りシェリエールは寝室全てを完全に探しきったと思うんだけど…
もしかしてベッドに付いた引き出しを二重底にして下のほうに本を隠したとか…?
「ガタッ」
シェリエール
「なに…?」
セレーラル
「シェリー、どしたの?」
「ガタガタガタガタ」
シェリエール
「おまえ、こんなところに!
このひきだしそこがにじゅうになってるぞ!」
セレーラル
「え?そうなの?」
シェリエール
「とぼけるんじゃない、ほら!…………………?なにこれ…」
セレーラル
「あー………それは…」
フィオリン
「どうしたの?」
キルバレン姉さん…………………(ーー;)
シェリエール
「うん、キルバレンのつくえのなかにこんなものがあった」
それは私たちの小さい頃の写真集……無くなったって話は聞いていたけど…
セレーラル
「まさかキル姉が隠し持っていたとは…」
フィオリン
「(°o°)ねぇ、これって隠すようなものなの?」
セレーラル
「別に隠す必要は全くないんだけど、後ろめたい気持ちがあるから隠すんだよね…」
…………
フィオリン「後ろめたい気持ち?」
セレーラル
「昔のキル姉はシスコンだったから」
フィオリン
「(°o°)シスコンって?」
シェリエール
「おい、フィオリンにへんなことふきこむな!」
セレーラル
「そうそう、これ以上は聞かないほうがいいよ~( ̄▽ ̄)」
フィオリン「うーん…」
そうだね…セレーラルもシェリエールも被害にあったんだったね…
~更に数分後・食卓~
セレーラル
「(x_x;)……うぅ……」
シェリエール
「( ̄^ ̄)ばつゲームだからな」
(・・;)なんだかキツそう……
やっぱり不味いんだよね
ゼオン姉さんが作った青汁ジュース
セレーラル
「(x_x;)げほッ!」
ルリア
「…お水、用意するね」
セレーラル
「(>_<、)恩にきるよ、ルリ姉」
さて、キッチンに来て、コップを取って、お水を注いで………………
!!
キルバレン
「………」
シェリエール
「Σ(゚д゚lll)」
キルバレン
「o(^▽^)o捕まえました~♪人の秘密を除き見るなんていけないですね!
さあシェリエール!隣の部屋で私に付き合ってもらいますよ~」
シェリエール
「\(;`Д′)/おわぁ!!おまえやめろ!はなせー!!」
「ズルズルズルズル………」
シェリエール
「\(;`Д′)/たすけろー!!」
「バタン!」
…………………(・・;)
セレーラル
「どうやら罰ゲームを引いたのはシェリーだったようだ…」