セレーラル
「よーし!(`ω´ )/早速模様替えをするぞー!」
アーシェリ・アウリ
「おー!!!(≧∇≦)」
マレーシャ
「……(・_・)」
うん、いつの間にか手伝ってくれる人数が増えているけど…
まぁ多い分早く済むからいいか!
キルバレン
「あの…姉さん、昨日模様替えしたばかりじゃ…」
ゼオン
「おう!お前は手伝わなくていいぞ!昨日は一番手間をかけさせたから、今日は大船に乗ったつもりでくつろいでいてくれ」
キルバレン
「…お気遣い、ありがとうございます…ところで一体何を…?」
ゼオン
「よし、みんな!ひとまず寝室に行くぞ!(`Д′)」
キルバレン
「…(・・;)?
~寝室~
ゼオン
「よし、早速始めよう」
セレーラル
「ところでゼオ姉、その手に持ってるでかいのは何?」
ゼオン
「お?やっぱり気になる?」
セレーラル
「そりゃあ気になるでしょう」
( ̄ー ̄)ふふふ…見て驚けよ
これを手に入れるのはかなり骨が折れたんだからな
ゼオン
「(`∇´)じゃじゃーん!英雄レオンのプレミアマットだー!!」
セレーラル
「おおー!!これは世界で三つしかないと言われる百万する最高級マットじゃないか!!?」
アーシェリ
「マジで∑(゚Д゚)!?」
アウリ
「あーーー(^o^)!!!」
マレーシャ
「……(・_・)…」
ゼオン
「おいおい…嘘言うなって…(^^;;」
確かにプレミアマットだから販売数は限られていたけどさ…
アーシェリ
「なーんだ、嘘かよ(´・_・`)」
…そんな顔するなよ(-_-;)
苦労して手に入れたことには変わりないんだから
アウリ
「でもでも、このマットいいよねー
あうりんもこれ欲しいー!」
ゼオン
「アウリ、このマットは個人用じゃなくて共用だからあげられないんだ」
まぁ、正直な話オレだって独占したい気持ちはある
アウリ
「あー…それもそうだね!」
セレーラル
「さて、マットはやっぱ扉の前に敷くんだよね」
アーシェリ
「それって部屋を出入りする度にレオンを踏み踏みすることになるんだよな」
∑(~_~)!
ゼオン
「それはダメだ」
セレーラル
「じゃあ何処に敷くの?」
ゼオン
「敷くんじゃなくて壁に飾るに決まっているだろう」
セレーラル・アーシェリ
「え…( ゚д゚)?」
なんだよその反応(ーー;)
別におかしなことは言ってない筈だが
セレーラル
「マットって敷物だよね」
アーシェリ
「ああ、フツーは飾らないよな」
アウリ
「え?そーなの?」
セレーラル
「うむ、フツーはしないよ」
アーシェリ
「だよな…」
セレーラル
「でもゼオ姉はレオンが大好きだから粗末にはしたくないんでしょ」
アーシェリ
「でも観賞用マットなんて聞いたことねーよ」
セレーラル
「まぁ…ゼオ姉は変人だからなぁ」
……
ゼオン
「お前が言うな(`Д´)!」
ぐりぐりぐりぐりぐりぐり……
セレーラル
「痛ぁっ!ゼオ姉痛いよ!!」
アーシェリ
「Σ(゚д゚|||)……
全く失礼な妹だ(`^´)
お前の方がよっぽど変わってるぞ
アウリ
「ぜおねえ、そのマットはどうするの?」
ゼオン
「じゃあ逆に聞くけど、アウリは何処に飾りたい?」
アウリ
「んーとね~…天井がいい!」
天井ねぇ…
引っ掛けて吊るすのはおかしいし
マットだから画鋲やテープじゃダメなんだよな…
ゼオン
「マレーシャは何処がいい?」
マレーシャ
「…(・_・)…!」
「…(・_・ )…」
「…( ・_・)…」
「…(・_・)…?」
ゼオン
「いやいや、何か言ってくれよ…(ーー;)」
アーシェリ
「そういや、今思ったんだけどゼオンは何で寝室を選んだんだ?」
ゼオン
「深い意味はないぞ、この部屋ってベッドが並んでるだけでこれといったインテリアがないから、ここならこのマットを強く印象付けられると思っただけだよ
アーシェリ
「じゃあだいたい何処に飾るかは考えてるのか?」
ゼオン
「考えてはいたさ…うん、考えてはいたんだけどね、いざマットを持って寝室に入ったらやっぱオレの考えは合わないと思って断念した」
アーシェリ
「( ̄ー ̄)流石のイメージ不足…」
セレーラル
「( ̄ー ̄)相変わらずの行き当たりバッタリ」
うん、反論できないな…(ーー;)
アーシェリ
「一応聞くけど、何処に飾るつもりだったんだ?」
ゼオン「ベッドの上」
アーシェリ「誰の?」
ゼオン「オレの」
「………」
ゼオン
「(;`3´)だってさ!オレのベッドはドアの入り口の突き当たりにあるんだぞ!
だから、部屋のドアを開けた瞬間にレオンが目に入るようにしようと思ったんだって!
でもなんか九つあるベッドの中からピンポイントで一つのベッドの上に飾るのもどうかな~って…」
(`_´)オレだってちゃんと試行錯誤してんだっつーの!
アウリ
「(^o^)ねぇねぇ!天井はどーなの?天井は!?」
ゼオン
「却下。」
アウリ
「あう!(>o<)」
アーシェリ
「私的にはゼオンの案も別にいいんじゃないかと思うけど……マットを飾るという前提を除いて」
(ーー;)……
セレーラル
「そうだねぇ…まぁ真面目な話、ドアの隣に飾るのもアリだと思うよ
難しく考えずにさ
ゼオ姉はどうしたい?」
……………
ゼオン
「……仕方ない、ひとまずはドアの隣に掛けておこうか
とりあえず画鋲や紐等の準備をしよう」
セレーラル
「了解であります!隊長(`_´)ゞ」
アウリ
「あーー!!(^o^)ゞ」
マレーシャ
「………(・_・)…」
アーシェリ
「……やっぱり飾るのかよ…まーいいけど」
~数時間後~
キルバレン
「(・・;)こ、これは…」
( ̄ー ̄)ふふふ、そりゃ驚くわな
なんてったって英雄レオンのマットだぞ、それくらい驚いてくれないと十万も払った意味がない
キルバレン
「( ̄△ ̄)姉さん、今すぐに外してください」
ゼオン
「(゚Д゚)…えっ…?」
アーシェリ
「やっぱな」