『熱帯魚2』 五女アーシェリ編

今日はフィオリンを連れてと山で遭難した家族一行の捜索隊と一緒に護衛として随伴したんだ



最近山には凶暴な珍獣がいるらしいけど、早い段階で何事もなく遭難者を回収して任務がおわってしまった



その後、昼近かったから弁当を食って家の前に着いたけど




なんか騒がしーな(゚O゚)



まぁ、ラルやアウリやシェリエール辺りが適当に騒いでんだろ


アーシェリ

「ただいま~」


フィオリン

「ただいま!」





騒がしくて私たちの声が聞こえないらしいな

誰も返事しないじゃねーか



この声はゼオンとキルバレンとアウリにシェリエールか

あいつら居間でなに騒いでんだ?



フィオリン

「(°o°)どうしたのかな?」


アーシェリ

「さあ?ここからじゃよくわかんねーな」





アウリ

「お!あーくん、ふぃんちゃんおかえりー!!」

キルバレン

「あら、おかえりなさい」



あぁもう『あーくん』でいいよ(`)



アーシェリ「おう!」

フィオリン「ただいま!」



みんな私服姿だな、これから買い物でも行くのかな?




アーシェリ

「みんなはこれからどっかに行くのか?」


フィオリン

「お買い物?」


ゼオン

「買い物というか下見だな」


アウリ

「そうだよ!あうりん達お魚さんを見に行くんだよ!(^o^)」




アーシェリ

「は?魚?」



食材を下見に行くのか?

それとも水族館に行くっつーのか?


いや……水族館に下見はおかしいな



シェリエール

「( ̄^ ̄)『ねったいぎょ』だ」



アーシェリ

「ああ、熱帯魚か……え、飼うのか?熱帯魚を?」


シェリエール

「そうだ!ネオンテトラをかいにいくんだ!」




ゼオン

「さっきからシェリーはネオンテトラで頭いっぱいだな(^^;;」



フィオリン

「(°o°)『熱帯魚』ってなに?」



実物を見たこと無いからよく知らねーけど、飼育用の魚だったかな



キルバレン

「熱いところに住んでる見て眺める為の魚らしいですね」



フィオリン

「そうなんだ」



『熱帯魚』だから熱いところという訳か



アウリ

「ねぇねぇ、二人とも一緒にお魚さんに会いに行かない?」


フィオリン「(°o°)いいの?」


アウリ「(^-^)いいよ!」



そうだな、今日の任務はレポートの必要も無くてやることないから



アーシェリ

「わかった、私たちは着替えて来るから少し待ってろ」


~車庫~


アーシェリ

「悪りー、待たせちまったな」



フィオリン

「アーシェリちゃん遅かったね」


アーシェリ

「ああ



( ̄ー ̄)ケータイ無くして探すのに手間取ってただけなんだけどな



シェリエール

「( ̄^ ̄)おい、みせはどこにあるんだ?」


ゼオン

「魚屋の場所を知らないとは、シェリーは随分とインドア派なんだな

ちょっと待ってな、ケータイで直ぐに調べるから」




シェリエール

「(`△´)おまえもしらないんじゃないか!!」


アウリ「(^o^)ぜおねえの知ったかぶりだー!」



ゼオン

「(;`∧´)オレは、その……修行で忙しいからいいんだ」


シェリエール

「(-_-)みぐるしいぞ」




熱帯魚かこの辺に売ってたっけ?



フィオリン

「二番街の魚市場にあるんじゃないの?」



ゼオン・アーシェリ・アウリ・シェリエール

「それだ!!」


ゼオン「よし、さっそく行こう!」




キルバレン

「(ーー;)市場に熱帯魚は売ってませんよ」


( ゚д゚)えっ……



キルバレン

「(ーー;)今更ですが、そもそも熱帯魚を売っている『緑熱帯魚』という店はここから百メートルもしないところにありますよ

ほら、ここからでも見えるじゃないですか」




ゼオン・アーシェリ・シェリエール・フィオリン

Σ(゚Д゚;)!!」

アウリ

「あれ?どこどこ?(・・?)」




キルバレン

「それにしても姉さん、シェリエールにインドアだと指摘してたわりに全然知らなかったのですね」


ゼオン

「(;`▽´)いや、だって名前的に『緑熱帯』という魚が専門なのかと……





キルバレン

「アーシェリはセレーラルとゲームセンター行くときに店の前を通りますよね」


アーシェリ

「(・・;)目的地は熱帯魚屋じゃなくてゲーセンだし





キルバレン

「シェリエールもマンガを買いに行くときに通りますよね」


シェリエール

「(ーー;)だって、さかなじゃなくてマンガをかいにいったから





キルバレン

「フィオリン、あなたがよく行く駄菓子屋はすぐ隣ですよね」


フィオリン

「(°o°;)知らなかった





キルバレン

「そもそもアウリは散歩中に『緑熱帯魚』でチラシをもらいましたよね」


アウリ

「(^o^)そうだった気がするよ!」


キルバレン

「(´_`)…………



全く興味がなかったから完全に無視してたけど、あの店が熱帯魚を売っていたのか


外出するとき少しは周りを見るようにしよう



ゼオン

「(;`▽´)えっとじゃあ、歩いていこうか!」



シェリエール「(・・;)うん

アーシェリ「(・・;)そうだな

フィオリン「(///Δ///)……





キルバレン

………(´_`)」



う、キルバレンの視線が痛い(ーー;)

確かに生まれてからここに住んでるのに近所を知らないのはおかしいかもしれねーけど


アウリ

「(^o^)おっ魚さーん♪おっ魚さーん♪」




アーシェリ

「(-_-)おまえはいいよな」


アウリ「えっ?( ゚д゚)」